C)榎本武揚(外交官、政治家、学者など)
創立者の榎本武揚については、幕末から明治にかけて活躍した人ですので、教科書などでご存知だと思いますが、小樽商科大学の加茂儀一著「榎本武揚--明治日本の隠れたる礎石」には、次のように記されています。
「榎本は陸海軍の将師であり外交官であり政治家であるとともに、機械工学者、鉱物学者、地質学者、地理学者、気象学者、化学者、冶金家、植物学者、各種産業の技術者として自然科学的見識を持ち、さらに民俗学、人種学にも関心を持ち、言語学にも通じていて、オランダ語、ロシア語、英語、ドイツ語、フランス語、漢語の各語をよくし、蒙古語さえも知っていた。また経済的事情に対しても理解を持っていたと言う。」